畠山 耕治Koji Hatakeyama
金属作家
作 品
時に佇む
青銅と水をテーマに空間を構成した。 作品名にあるように庭に面して宿泊者が佇むとき、時間と空間のゆらぎを感じさせたい。目の前にあるのは水盤をとりかこむように敷き詰められた石の群生、苔むした庭。荒れ果てた古寺に突然やってきたのかと錯覚するような「はっ」とする宗教的な心のワープを引き起こす。ここでは宿泊者の行為も作品の一部なのだ。だから庭を眺めているだけでなく、作品に触れようが腰掛けようが一向にかまわない。むしろ、作者はそれを望んでいる。「素材には意識が宿っており、すべてのものと関係している」と考えるからである。
- 作品鑑賞エリア
- 中庭のアート